キャッシング関係「ま行」
マッチング率
ヒット率、あるいは照会適合率とも言われます。 キャッシング会社に借入の申し出があった場合に、その借入を申し出た人の与信情報が個人信用情報機関に登録されている確率の事を言います。
まとめ払い
借入金の返済を、毎月ではなく、ボーナス時期などの金銭的に余裕がある時に一括で支払う方法の事です。 商品購入代金の割賦払いで採用されることがある代金支払い方法です。 キャッシング会社の借入金の返済方法は毎月払いが基本であるため、キャッシングの返済方法としてはまとめ払いは一般的ではありません。
未成年者契約の取消権
民法では、婚姻をしていない満20歳未満の人を「未成年者」と定義しています。 未成年者は基本的に第三者と契約を結ぶことは出来ず、契約を結ぶには親や後見人の承諾がいります。 未成年者は法律上は契約する能力を持たない「無能力者」となります。 その未成年と親や後見人の同意なしで契約を行った場合は、親や後見人は「未成年者契約の取消権」により契約を取り消すことができます。 なお、未成年者でも商売を行っている者で、商売に関する契約の場合、あるいは未成年者が親の同意があるとか成人であるとか嘘を言って契約を行った場合には、「未成年者契約の取消権」によって契約の取り消しすることはできません。
みなし弁済
2006年12月20日付で、貸金業規制法第43条のみなし弁済規定は廃止となりました。 みなし弁済は、一定の条件を満たせば、利息制限法を超えた貸付金利での融資を貸金業者に認めていた規定ですが、消費者保護の観点から法改正により撤廃されました。
みなし利息
利息制限法第3条で規定をされています。 キャッシング会社が債務者から元金と利息の返済以外の金銭(手数料や調査料、あるいは割引金や礼金、その他)を受け取った場合は、その受領金銭は利息とみなすという事です。 つまり、キャッシング会社は元金とその利息以外を債務者から請求し、実質的な貸付金利を高く設定することはできないという事を意味しています。 ただし、みなし利息の例外として、契約の締結に掛かった印紙代などの費用、債務の弁済のために利用したATMの利用手数料は債務者に請求をすることができます。
ミニマムペイメント
借入金を分割払いで返済する際に、毎回の返済可能最少額のことです。 ミニマムペイメントで決められた額より、少ない額しか返済しなかった場合には、債務不履行となります。
無効カード
カードの有効期限切れ、カードの紛失や盗難、あるいは、規約違反があり会員資格の喪失などにより、カード発行会社がカードを利用できない様に無効化したカードの事です。 キャッシングカードの場合は、無効化されたカードでは、ATMなどで借入れや返済を行うことはできません。
無担保貸付
人的担保、あるいは物的担保を設定せずに金銭の貸し付けをする融資の事です。 ほとんどの消費者金融のキャッシングサービスは無担保貸付です。 無担保ローンとも言われます。
無能力者
法律上、単独で法的に有効な行為を行う事ができないとされている者の事です。 未成年者(婚姻をした者など一部の者を除く)や成年被後見人、被保佐人などが無能力者に該当します。
無利息
キャッシング会社が行っている無利息サービスの事です。 最長1週間、あるいは30日間という無利息サービスを提供している貸金業者が多いですが、なかには90日間無利息と言う太っ腹な貸金業者もあります。
無人契約機
自動契約機、あるいは無人店舗とも呼ばれます。 繁華街や通りの多い郊外に設置されている場合が多いです。 人と会わなくても消費者金融会社とキャッシング契約を締結することができます。 (ただし、キャッシング会社のスタッフがカメラで機械操作をしている人の様子を常に見ています。) ATMの様なタッチパネル式の契約機が置かれていて、その機械で「申込み」→「審査」→「契約」→「キャッシングカードの発行」を行います。 窓口で受付けスタッフと会わなくて済むと言うだけで、審査や契約内容は窓口から申し込んだ場合と何ら変わりはありません。
名義貸し
キャッシングに於いては、自分の名前で金銭貸借契約を結び、自分のキャッシングカードを知人や身内、友人などの本人以外の第三者に譲ることを意味します。 第三者がキャッシングカードを利用した場合には、当然のことながらカードの名義人にキャッシング会社から請求が来ます。
メールローン
郵便を使った封書申込みによる消費者ローンのことです。 借入をしたい方は、専用の申込み用紙に住所・氏名などの必要事項を記入した後、借入を希望する消費者金融や銀行に申込み用紙を郵便で送ります。 その後、審査が行われ結果が融資OKとなれば、借入れ希望者が指定した銀行口座に貸付金が振込みされます。 現在は、インターネット申込みが主流となっているため、メールローンはかなりマイナーな申し込み方法と言えます。
申込情報
キャッシングによる借入依頼やクレジットカード作成の依頼を受けた消費者金融会社、あるいは銀行や信販会社が申し込みをした顧客の申込み情報を個人信用情報機関に登録することです。 この借入の申込みをしたという情報は、個人信用情報機関に半年の間保存をされた後、消去されます。 申込情報を照会することにより、同一顧客が短期間に複数の金融会社から借り入れをした、あるいはしようとしたといういわゆる「申込みブラック」かを判断することができます。
目的ローン
借りたお金の使い道が特定用途に限定されているローンの事です。 一般的に使い道が自由なフリーローンより低金利で貸し付けされます。 目的ローンには、マイホームローンや自動車ローン、学費ローンなどがあります。
戻し利息
戻し手数料とも言われます。 利息分を前払いした貸付金が、返済予定日前に返済された場合に、前払いした利息分で払い過ぎとなっている部分を債務者に戻すことです。
モニタリング
本来の意味は「監視」をするという意味です。 キャッシングでは顧客の利用経歴をチェックをして、与信の変更(途上与信)を行い、借入限度額を顧客の信用度(返済可能レベル)にあわせて修正することを意味します。