キャッシング用語集「は行」

キャッシング関係「は行」

【は】

犯罪による収益の移転防止に関する法律

略して犯罪収益移転防止法とも呼ばれます。 犯罪組織によるマネーロンダリング(資金洗浄)を防ぐことを目的として施行された法律です。 金融機関は、新規取引をする顧客に対して、口座開設時に住所・氏名等の本人確認書類に加えて取引目的や職業などの確認を行うことが義務付けられています。

パーシャルペイメント

約定返済額より少ない額を部分的に返済することを意味します。 パーシャルペイメントという言葉の使われ方は、金融機関によって違いがありますが、一般的には利息返済部分にも満たない額の返済のことを意味する場合が多いです。 パーシャルペイメントは延滞口座として扱われることが多いです。

【ひ】

ビジネスローン

零細企業や自営業者の経営者を顧客とした少額融資の事です。 担保は不要だが、保証人は必要な場合が多いです。 銀行と比較すると審査に掛かる時間が迅速で、融資を受けるまでにあまり時間が掛からないという特徴があります。 商工ローン、あるいは事業者ローンとも呼ばれます。

ビヘイビア・スコアリング

キャッシングに於いては、「お金の借入れをする特定個人の信用力」や「特定個人の消費者金融会社への利益貢献度」を数値化する手法です。 キャッシング会員となった後の、借入と返済状況を精査して、データ分析をすることによって、与信の再割り当て(モニタリング)や企業としての利益率の改善、会員へのより良いサービスの提供などに役立たせます。

日歩

借入した元本に、1日でどれぐらいの利息負担が発生するのかを示した値です。 元本を100円と考えた場合に1日で幾らの利息が発生するのかで表します。 例えば、元本100円で1日で5銭の利息が発生した場合は、日歩5銭となります。 日歩を現在金利表示として義務付けられている実質年率に変換するには日歩(銭単位)に3.65を掛けます。 具体例)日歩4銭=4X3.65=実質年率14.6(%)

日割り計算

借入日数で金利を算出する事を日割り計算といいます。 日割り計算により利息額は「元金残高X(実質年率(%)/100)X借入日数/365」となります。

【ふ】

ファミリーローン

名目上は家族向けのお金の使い道のために用意をされている融資ですが、実質的にはフリーローンと同じで、使い道は基本的に自由としている金融機関がほとんどです。 結婚資金やレジャーや旅行資金、自己啓発のための資金など様々な用途に利用できます。 ただし、事業性資金としての使用は禁止されている場合があるので、事業の運転資金目的の人は、契約前に事業資金として利用可能かを借入予定の金融機関に確認をしましょう。

物的担保

資産的価値のある有価証券や土地などの不動産に優先売却権を設定し、優先売却権を引き渡す代わりに、融資を引き出します。 この時の優先売却権を設定した有価証券や不動産の事を物的担保と言います。 もし、金銭の借主が借金の返済ができない場合には、貸主は物的担保を売却して、融資した金銭の回収を行います。

複利

複利では、元金に付いた利息は、次回の利息計算時に元金に含めて利息計算を行います。 利息計算時のベースとなる金額が雪だるま式に増えていくので、お金の預け主に有利な利息受け取り方法です。 銀行預金は、普通預金、定期預金に関わらず利息は複利で計算をされます。

不動産担保ローン

持ち家や土地などの不動産による物的担保と、借入者の所得などの返済能力に基づく信用によって行われる融資の事です。

プライバシーマーク

個人の顧客情報を多く扱う企業で用いられているマークです。 個人情報の取扱いで一定条件を満足している事業者に対して、一般財団法人である日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)がプライバシーマークの使用を許諾しています。 企業パンフレットや公式WEBサイト内でプライバシーマークを表示することにより、お客様に対して個人情報の取扱いを厳格に行っている企業であることをアピールをすることができます。 プライバシーマークは略してPマークと呼ばれることもあります。

ブラックリスト

債権者である金融機関は、お金を借りた債務者が返済遅滞や返済不能となると、その人の金融事故情報を個人信用情報機関に登録します。 このことをブラックリスト入りすると言います。 ブラックリストという言葉は金融専門用語ではなく、世間一般て使われている俗語です。

フリーローン

借入れ目的が特に限定をされていない個人向けのローンの事です。 無担保型だけでなく、有担保型が用意されている金融機関もあります。 小口では家具などの調度品や旅行資金など、大口の場合は別荘の購入資金など様々な用途に使用可能です。 無担保型の場合の最大融資枠は300万~800万円程度です。 一方、有担保型だと最大融資枠が1億円程度というフリーローンもあります。

プロパーローン

一般的に銀行融資は、保証会社が借入希望者の融資審査を行い、審査OKとなれば保証会社が借入希望者の保証人となることで融資が行われます。 銀行にとっては、保証人付きの融資となるため、ほとんどリスクなしでお金を貸し出すことができるという利点があります。 プロパーローンは、上記の一般的な融資と異なり、保証会社の保証なしで、その金融会社の独自審査に基づいて融資を行うローンの事です。 勤め先の会社が直接社員に融資を行う社内融資や各自治体からの融資は、保証人なしの独自審査による融資なのでプロパーローンに分類されます。

【へ】

ペイデーローン

日本国内ではペイデーローンはあまり浸透をしていませんが、米国ではよく利用されています。 借主の次の給料日を返済日とする短期の小口融資の事です。

弁済

お金を借り入れた本人である債務者、または保証人などの第三者が、債務の返済義務を果たし、債権が無くなることを弁済と言います。

【ほ】

包括契約

契約方法の一つです。 複数の取引内容を一括りとして扱い、契約をします。 キャッシング契約も包括契約に該当します。 キャッシングは一度契約を結べば、最大借入枠の範囲内で何度でも借り入れと返済を繰り返すことができます。 また、キャッシングだけでなく保険や著作権の利用の際にも包括契約はよく用いられます。

法定利率

契約で貸付利率の取り決めが無かった場合に適用される民法もしくは商法で定められた貸付利率の事です。 契約当事者に商売人が入っている場合は、商法514条に基づき年6%、契約当事者が非商売人である場合には民法404条に基づき年5%が法定利率となります。

ポジティブ情報

ポジティブ(positive)を日本語に訳すと「肯定的、積極的」といった意味になります。 ポジティブ情報とは信用情報機関にネガティブな返済事故情報が登録されていない個人データの事です。 ホワイト情報と呼ばれることもあります。 ポジティブ情報の借入れ申込み者は、信頼性が高いので高額借入枠での融資を受けやすくなります。

保証人

債務者が返済困難な際に債務者に代わって返済の責務を負う人の事です。 保証人は債権者に対して、「先に債務者に返済を求める様に言う権利(催告の抗弁権)」と「債務者に返済能力があることを理由に保証人である自分が支払いをすることを拒否する権利(検索の抗弁権)」があります。

保証料

保証人に対して、依頼者が支払う報酬の事です。 キャッシングは保証人なしが一般的なので、保証料は必要ありませんが、住宅ローンなどの高額融資の場合には保証会社に保証料の支払いが必要となる場合が多いです。 保証料の支払い方は、融資開始時に保証会社に対して一括払いをする方法と、毎月の返済額に保証料を上乗せして支払う方法とがあります。

本人確認書類

一般的には、契約を締結する際に契約者が本人かを確認するために提出する書面の事です。 キャッシング申込みに於いても本人確認書類は必要となります。 本人確認書類として使用可能な公的証明書には、運転免許証やパスポート、健康保険証などがあります。

▲ このページの上部へ